【サクラ材の床・完成事例】
福岡市 ㈱清武建設 一級建築士事務所
「サクラ」は、花を愛でることに始まり、日本人が最も好きな樹木のひとつです。
建築材としては、昔から和室の「床柱(とこばしら)」として使用され、集めるのが大変で、銘木(高級な木材)あつかいでした。
「サクラ」の素材特性としては、彫刻刃の通りが良く、深く彫れて角が崩れない為に、昔から、版画の「版木」にも使用されてきました。
防水性が強く、反りが少なく狂わない為、「版木」としてはもちろんですが、その長所は「家具」としても活用できました。
近年は、輸入材が増え、弊社も使用しており、「サクラ」というよりも「チェリー」といっても良いかもしれません。
しかし、輸入材でも樹種や素材特性は国産材と類似し、2022年の現状はウッドショックですべての木材が価格高騰し、「サクラ」も同じように価格高騰していますが、相対的に安価な素材であり長所が多く、弊社の注文住宅では、「サクラ」を採用するケースが多いです。
ご紹介する写真は、床材に「サクラ」を貼った完成事例です。